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あなたの会社はブラック企業?採用のプロが教える見極めチェックポイントと転職のススメ

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 日本企業は長らく、労働者を酷使することで成長を遂げてきました。この悪しき体質が昨今では見直されつつあるものの、過酷な労働によって利益が支えられてきた企業は、なかなか方向転換できていないのが現実です。

 
もしあなたが仕事で悩んでいて、かつ入社する際に企業研究を深く行わなかった自覚があれば、本記事を参考に、今いる会社があなたにとって価値のあるものかどうか考えてみてください

ブラック企業の定義はない 

厚生労働省はブラック企業の特徴として
・極端な長時間労働やノルマを課すこと
・サービス残業やパワハラなどコンプライアンス意識の低さ
・こうした状況下で労働者に対して過度の選別を行うこと
を挙げているが、「定義はしない」と明記している。
 
黒か白かは人によって基準は変わります。過去、テレビ局の制作現場で見られたように、過労死するほど過酷な下積み時代を乗り越えた先にはバラ色の待遇が待っているのであれば、耐える価値はあるかもしれません。また、厳しい環境でこそ、同期と比べて高いスキルと広い人脈を得ることができるかもしれません。つまり、あなたの求めるものが、今ある現実の先に見えるかどうかをまず考えてください。「この会社でなければそれを得ることができないわけではない」という方は次の項目へ進んでください
 

内部から見るブラック企業の特徴 ①

まずは労働法に関わるポイント
Check!
 就業規則が存在しない(有無がわからない)
 入社時の雇用契約と実情が違う
 セクハラ・パワハラの横行
 嫌がらせや暴言で自主退職に追い込まれる人がいる
 賃金未払いがある
 時間管理ができていない
 長時間労働など違法な労働を強いている
 残業が付かない(サービス産業)
 過労死や自殺者が出る

内部から見るブラック企業の特徴 ②

Check!
若手の離職率が高い
30〜40歳代の労働者が少ない
目標が抽象的(夢、実現、成長、感動)
賃金が上昇する論理的な仕組みがない(規程など)
内部統制システム整備の基本方針がない(大会社の場合)
 

外部から見るブラック企業の特徴

会社のリクルートページや求人広告を見てみよう
Check!
 抽象的な言葉が多い(夢、成長、感動、努力、根性、熱意
 「昇格が早い」「実力主義(反年功序列)」
 業界内地位や業績に見合わない高い初任給
 見込残業代を含む場合、時間が明確に示されていない
 初任給によくわからない手当がコミコミになっている
 いつも求人が出ている 

資料から考察する

就職四季報

書店で購入できます

toyokeizai.net

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このように各種情報を確認できます、特に以下の3点をチェックしましょう。
Check!
①3年後離職率
②有給取得年平均
③月平均残業時間
 

ブラック企業大賞

ブラック企業大賞企画委員会が毎年行っている「ブラック企業大賞」以下の選考基準により行われています
長時間労働/セクハラ・パワハラ/いじめ/長時間過密労働/低賃金/コンプライアンス違反/育休・産休などの制度の不備/労組への敵対度/派遣差別/派遣依存度/残業代未払い(求人票でウソ)※ただし多くのブラック企業が上記の問題を複合的に持っているので、判断する際も総合的に判断する。

 ホワイト企業アワード

日本次世代企業普及機構が行っています。
法令遵守/ビジネスモデル/生産性/ワーク・ライフバランス/健康経営/柔軟な働き方/D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)/人材育成/働きがい
これらの6つの指標をバランスよく、かつ基準を満たした企業をホワイト企業と認定いたします。

ブラック化しやすい企業の特徴

・価格勝負の業界(飲食など)
BtoCで参入障壁が低い業界は競争が厳しく、価格競争のためには人件費を犠牲にせざるを得ず、生産力で勝負するには長時間労働に傾きやすい特徴があります
・業界内地位が低い(業績が悪い)会社
あたりまえですが普通に考えて、従業員満足(ES)に投資する余裕はありません
・華やかで人気のある業界・会社
たとえすぐに辞められてしまっても、入社したい人間が溢れかえっているような企業は人を大事にする仕組み作りに鈍感なところも多いです
 

ホワイト化しやすい企業の特徴 

・業界内でのシェアが圧倒的または安定的
・既得権益のある成熟産業・規制産業
これらの企業は、企業間競争よりも企業の社会的地位向上による価値向上を目指す形へパワーシフトしやすいです
 

「私の会社はブラックかもしれない」と思ったら

賃金や残業代の未払いがある場合は、弁護士や労組に相談して回収を目指すのが良いでしょう。そうでなければ、労力をかけて会社と争ってもあなたが疲弊してしまい、金銭的な補償を得られても微々たるものです。さっさと転職の決断をすることをお勧めします。
 
今後、AIによる労働力の減少もあると思いますが、それ以上に少子化が強く、人手不足はまだしばらく続くと思います。また、働き方改革の元、ホワイト化する企業とブラックなままの企業の格差は大きくなります。さらに、経団連による就活ルール撤廃により、新卒一括採用の仕組みは崩壊していき、中途採用の価値が上昇してきます。
あなたが気持ちよく働ける場所はたくさんあるはずです。