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【就活】面接必勝法/本番 よくある質問と回答例

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私はこれまで、採用担当として5000人以上の学生を面接してきました。その経験から、面接本番のアドバイスをしてみたいと思います。

 

面接官はここを見ている

まず、面接において面接官が見るポイントは大きく分けて3つあります。これを総合して「当社にとってプラスになる人材か」を見極めていきます。順を追って説明していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね

 1.  人間としての基礎ができているか

質問に対する回答内容以前に、人としての基礎ができているか、言葉、動作から読み取っていきます。
 
◯身だしなみ

社会人の世界では礼節がベースになります。私たち面接官も、学生が人生を賭けるこの場面に、失礼がないように準備をし、身だしなみを整えて臨みます。ここで学生側がいい加減だと、まず失礼だと強く感じてしまいます。

◯受け答え

こちらの質問を理解した回答ができているかはとても大切です。質問の意図を取り違えたり、用意した回答を思い出すことで精一杯で話が噛み合わなかったりすることがよくあります。目を見て話せているか、声の大きさは適切かなども大切です。

 
◯言葉遣い・立ち居振る舞い

新卒社員が入社したら、右も左もわからない状態から一人前のビジネスマンになるよう私たちも全力で育成していきます。しかし、まずそのスタートラインに立てていない、つまり、これまで20年余りの人生で、相手への礼儀や敬意、TPOを感じる心、基本的な言葉遣いができていないという場合、会社はそこまでさかのぼって面倒は見れません。

 

2.  会社と仕事への理解ができているか

受け答えをする中で、会社についての質問があったとき、パンフレットやHPに書いてあることをそのままなぞるだけの学生が非常に多いです。一歩踏み込んだ答えができるようにしましょう。
私たち会社側も、学生がたくさんの採用試験を並行していることはわかっています。自社が第一志望でない可能性があることもわかっています。ですが、それでもこの場ではきちんと誠実な態度を見せて欲しいと思っていますので、企業理解をおろそかにしないようにしましょう。
 

3.  自己分析ができていて伸びしろがあるか

最後のポイントはここです。正直、身だしなみや立ち居振る舞いは先輩社会人に比べれば勝るものではありませんし、意気揚々と話してくる企業戦略や展望も正直目から鱗が落ちるようなものはありません。
私の会社の場合、総合職採用がメインですので、現時点での能力値は社会人基礎がある程度のラインまで来ていればそれ以上シビアな採点はしません。では、何で差がつくのかというと、伸びしろです。
自分の強み弱みをしっかり分析できていて、その弱さに向き合って解決策をしっかり考えている人は、今後の成長が期待できます。逆に自分の良いところばかりしか見えていない人は謙虚さがなく自己中心的で、入社してもすぐに他責にし、成長しない傾向があります。
 

よくある質問と回答例

では具体的な回答戦略を、リクルート社のレポートの記載されている「よくある質問例」を引用してアドバイスしてみたいと思います。
 
学生時代頑張ってきたことは?
部活でもサークル活動でも趣味でもなんでも良いですが、事実だけを述べるのはNGです(例:陸上部に所属し県大会で3位になりました)。ここではあなたが努力家であるかどうかを見ています。大切なのは、「どんな努力をし、困難を乗り越え、どのような成果・成長があったか」を簡潔にまとめて伝えましょう。自慢げに話す、長々と話す、はNGです
 
あなたの長所は?
あなたの人間性を見るとともに、自分を客観的に分析できているかを見ています。明るい、社交的、根性がある、なんでもOKですが、エピソードを加えるとより印象的に伝わると思います。また、その長所が短所にもなり得る側面を最後に少し加えると視野が広い印象になります(例:長所は絶対に諦めない心を持っていることですが、反面自分を追い込みすぎてしまうことがある)。また、自分を良く見せようとして、履歴書やエントリーシートなどで会社に提供している情報と矛盾するとマイナス印象になるので注意しましょう。
 
これまでに最も苦労した経験と、それをどのように解決したか
まず一つ目は、人の痛みがわかる感性があるかを見ています。苦労をしたり挫折を経験していない人は、他者と関わる上でコミュニケーション能力やリーダーシップが劣る傾向がありますので、これから組織、チームで働く上で懸念ポイントにならないかをチェックしています。学生時代のエピソードなど他の回答と重なっても良いので明確に伝えましょう。
二つ目は、あなたの問題解決力突破力自発性が試されています。この質問で大切なのは「解決した」というところです。よって、未だ解決しきれていない事柄はチョイスしないようにしましょう。
 
何らかの行動をとった背景、決断の理由など
ここでは、思慮深さ分析力、または「誰かのために」行動したという利他の心などが伝わるものであると好印象です。
 
尊敬する人は?
ここではその人物を通じてあなたの人間性をより理解しようとしています。「誰々です」だけで終わるのではなく、その人物があなたの人間形成にどんな影響を与えたかをきちんと説明しましょう。
対象は歴史上の偉人、有名経営者がベターです。面接官も知っている人物だとイメージがしやすいからです。周りの人(友人や先生など)や、知名度があまりない人物は伝わりにくいので避けましょう。
なお、「両親」という答えを推奨される場合もありますが、個人的にはメインに据えないほうが良いと思っています。親を尊敬するのは至極あたりまえのことであり、あまり印象に残らないからです。ただ、身近な人を大切にする気持ちをプラスに捉える面接官もいますので、「これまで育ててくれた両親はもちろん尊敬しています。それ以外では・・・」などという形がベストかもしれませんね。
 
弊社のどのようなところに興味を持ったか?
パンフレットやHPの言葉を表面的になぞるのはやめましょう。業績や地位を述べるだけも良くないです。その会社の志に触れる部分を自分の言葉で伝えましょう。 
当社の弱みをどのように認識してるか?
ここでは分析力もそうですが、視野の広さを試されます。弱みを指摘するということはある意味否定的な要素が含まれます。ですから「現在」および「過去」を否定してしまうと少し感じが悪く映ります。模範解答としては「未来のリスク」を述べることです。少子高齢化やAI、働き方改革などトレンドのキーワードを用いて説明すると好印象です。
 
入社後、具体的にどのような仕事をしてみたいか?それはなぜか?
配属の希望を聞いているわけではありません。志を試されています。自己分析と絡めて、やや抽象的な表現でもよいので高い志を表現しましょう。
(注 技術系の仕事の場合は適性や貢献範囲を確認する意味合いが含まれます)
 
この会社でどうなりたいか?
職位を述べるだけはNGです。前項の回答で考えた「未来」を見据えた中での回答であなたがこの会社にとって有益な人材となりうることを表現しましょう。(例:将来予測される◯◯という状況において◯◯な役割を担い、御社の発展に貢献したい)
 
10年後、何をしていると思うか?
これはあなたの計画性を探っています。家庭を持つとか、無難な答えで構いませんから、具体的に答えられると良いと思います(例:◯歳で結婚し、◯歳で・・・)
 
これから実現したい夢は?
あなたがワクワクさせてくれる人物か試しています。仕事に関することでも良いのですが、あざとく見えてしまう恐れがあります。また、面接官が知らなかったりイメージがしにくい若者向けの話題も良くないです。面接官が共感してくれそうな「海外の◯◯を見に行きたい」「こんな社会貢献活動をしてみたい」など面接官の知的好奇心をくすぐるようなものだとベストです。この手の質問は面接の最後の方に出てくることが多いので、うまく答えられると良い印象で面接を終えることができます。
 
 
これはあくまで想定質問の一部です。
自分の人生を振り返る」「自分はどういう人間なのか見つめ直す」「会社のことを深く知っておく」この3つをしっかりやっておけば大抵の質問にはきちんと答えられると思います。頑張ってください!