For No One

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【雑談】M -1 グランプリ2018 審査員への暴言事件から考える社会人基礎力

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少し前の話になりますが、2018年12月に開催された、M -1グランプリ後に、とろサーモンの久保田さんとスーパーマラドーナの武智さんなどが審査員への暴言をインスタライブし、大騒動になりました。
 
※事件の詳細はここでは割愛します
 
参考記事
 
この件について、審査の公平性やメディアリテラシーなど様々な視点で意見が飛び交いました。芸能界での話ではありますが、一般的な社会人としての視点でみたらどうなのか?感想を述べたいと思います
 
流れを3つに分けてコメントします
 

①審査員の審査基準に不満があった

仕事においても、上司や会社に不満を持つことは大いにあるでしょう。不満を「持つ」ことについてはあまり問題には思いません。
当事者である武智さんに対し、非当事者の久保田さん(今回は参加者ではありません)が、同僚を慰めるために一緒に不満を語り感情に乗ってあげていた部分があったと思われ、一般社会でもよくあることですね。
 

②酒を飲んで不満を語っていた 

これもよくある光景です。お酒を飲むのは違法ではないですし、不満を吐き出し、明日また頑張る力を養うために日本中で行われていることです。
 
ここまではあくまで内部的な話ですので利害は発生していません。
 

③それをインスタライブで配信した

 
この行為によって①と②の行為が、ステークホルダー(利害関係者)への影響に発展します。
 
ステークホルダー① ゲスト
まずは、不満の対象が上沼恵美子さんでした。M -1グランプリは吉本興業が主催、つまりホストであることに対し、上沼さん(個人事務所)はゲストであり、取引先です。
参加者たちは、M -1自体をコンテストとして、またはスポーツであるような認識だと思いますが、根底は興行。ビジネスです。
 
問題の発言をしたのが他事務所やフリーの芸人であれば直接的なステークホルダーではなく、個人間の軋轢等の問題だけで済む可能性もありますが、久保田さんと武智さんは吉本に属しています。
 
ステークホルダー② 会社(社内関係者、同僚、上司、先輩)
しかも上沼さんは、島田紳助さんや松本人志さんといった、会社の幹部といっても良いクラスの方が、審査員をお願いした経緯があると聞きます。ホストとしては面目が丸潰れです。
 
一般の会社に例えるなら、幹部自らが動き契約にこぎつけた取引先の役員の悪口を、若手社員が無邪気にネットで配信したという感じでしょうか。
 
この件を収めるために、吉本興業の幹部の方が頭を下げまくったことが容易に想像できます(ご苦労なさったと思います)。
 
ステークホルダー③ スポンサー(出資者)
「お酒が入っていたから」という擁護も聞こえてきました。
しかし、今回M -1のスポンサーはサントリーであり、缶チューハイの「ストロングゼロ」をCM含めて前面に押し出していました。お酒を言い訳にしてしまうと、お酒というのは、心にもないことを言ってしまい、正常な判断ができない状態になる危険飲みものと言うことであり、責任をお酒に押し付ける行為です。
これは、出資してくれていたスポンサーに大きなマイナスを産む裏切り行為です。
サントリー側が抗議したかどうかはわかりませんが、少なくともこちらも吉本やテレビ局の方は謝罪に奔走したと思われます。
 
酒宴でのことは無礼講と考えている人がまだまだ多いと思いますが、そんなことはありません(無礼講という言葉は目上の方が、目下の者が緊張しないようにかける言葉です)。誰かの名言でありましたが、「酒が人をアカンくするのではない。酒がその人がアカンことを暴く」のです。社会人としては、自分が正常な判断をできない状態まで飲む人というのは、最終的には信頼されません。酒に酔った姿が本当の姿と思われると思いましょう。
 

まとめ

総合して、社会人ならあたりまえにわかる、利害関係の構図を、アラフォーの大人がわかっていなかったという話です。立ち居振る舞いの正しさは、自分が生きている世界がどのように成り立っているかを知っていることにより導かれます。
 
もちろん、芸人の世界とサラリーマンの世界が違いますから、久保田さんと武智さんについてどうこうというつもりはありません。ただ、普通のビジネスの世界に身を置いている方は、このような行動は本当に命取りになります。